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ロレーヌ 37L : ミニ英和和英辞書
ロレーヌ 37L[ろれーぬ37える]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

ロレーヌ 37L : ウィキペディア日本語版
ロレーヌ 37L[ろれーぬ37える]

ロレーヌ 37LまたはTracteur de ravitaillement pour chars 1937 L(戦車補給用牽引車1937L)とは、フランスのロレーヌ社が第二次世界大戦前の戦間期に開発した全装軌式の軽量装甲戦闘車両である。この車輌は1936年4月、前線で再補給を必要とする戦車部隊に弾薬と燃料を供給するための、完全に装甲化された車輌というフランス陸軍の要望により開発された。試作車が1937年に1輌製造され、量産が開始されたのは1939年である。最終時にはこの車輌の車体を基として、2種の装甲兵員輸送車および1種の戦車駆逐車が計画されていた。大規模に機械化された歩兵部隊の装備として主に配備され、この型式の車輌は1940年のナチス・ドイツのフランス侵攻時に広く投入された。フランスの敗北の後、ヴィシー政権において内密の製造が継続され、解放後に小型の装甲戦闘車輌の生産は最高に達し、1945年には総計が630輌となった。ドイツでは捕獲車輌を独自の任務に投入し、また後には、特に緩衝装置に信頼性があることを発見し、多数の車輌がマルダーI自走砲などの対戦車車輌に改修された。
== 開発 ==
1934年、独立戦車部隊の作戦遂行可能な範囲を増強するため、弾薬補給車を設計するよう命令がなされた。同年、さらなる開発のためにルノー 36Rが選ばれ、1938年に300輌が発注された。しかしながらこの牽引車は限定的な装甲しか施されていなかった。1936年4月17日、前線で戦闘を行う戦車に燃料と弾薬を供給する、完全に装甲化された車輌のため、新規に一連の要求仕様が起草された。
1937年の初期、ロレーヌ社は試作車輌を仕上げた。これはかつてロレーヌ社が製造し、軍に提示した車輌の車体を延長したもので、この基となった車輌は、1931モデルルノー UE Chenillette、全装軌式の歩兵用補給牽引車を代替するためのものだった。1937年2月、軍需品委員会(Commission de Vincennes)は試作車輌の試験を行い、1937年11月1日より早く評価を完了するよう指示し、製作の未了にかかわらず試験は行われることとされた。試作車輌は7月9日にのみ公開され、8月4日まで試験を受けた。本車は30km/hの最大速度を達成したが、予定の燃料トレーラーを牽引した際には速度が22.8km/hに落ち、これは容認できないほど低いものであった。そこでこの車輌は工場に戻された。より強力なエンジンとより強いクラッチが搭載された後、この車輌は9月22日から10月29日の期間に再試験を受け、このときには要望された35km/hを達成した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロレーヌ 37L」の詳細全文を読む




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